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2022.11.12 ブログ

むし歯予防の歯ブラシや歯磨き粉選びのポイントは?

むし歯予防に効果的なブラッシング方法をご存じですか?

せっかく時間をかけて磨いても、ポイントを抑えていなければむし歯のリスクが高くなってしまいます。

今回は、むし歯を予防するためにおうちでできるセルフケアのポイントをお話しします。

むし歯になりにくい歯ブラシとは?

歯ブラシの種類は、さまざまありますよね。

ドラッグストアを覗くと、物凄い量の歯ブラシが並んでいて、「この中から一つを決めるのは至難の業だな」と感じるほどです。

もっともおすすめしたいのは、毛先がまっすぐ(ギザギザに加工されていない)で、あまりヘッドの大きすぎないものになります。

歯科医院でのブラッシング指導でもよく用いられるタイプの歯ブラシで、磨くのに少しコツがありますが、清掃能力が高い歯ブラシです。

むし歯は、おくちの中の細菌が増えるほど、発生しやすくなります。

そもそもむし歯とは、細菌の出す酸により歯が溶かされてしまう病気です。

細菌が停滞すると、歯はじりじりと溶かされ、穴が開いてしまいます。

つまり、細菌を増やさず、細菌を停滞させないことが、むし歯予防には必須です。

おうちでできることといえば、日々のブラッシングや食生活の見直しなどが挙げられます。

なかでもブラッシングは、方法次第で効果に大きく差が出ます。

歯科医院では、ブラッシング指導も積極的におこなっています。

自己流の磨き方では落としきれなかった汚れも、どこに残っているか、どのように清掃すればいいのかを知ることで減らすことができます。

ぜひブラッシング指導を受けて、ご自身のブラッシングと理想のブラッシングを比べてみてくださいね。

清掃補助用具も取り入れましょう!

歯ブラシのみですべての汚れを落としきるのは、不可能だといわれています。

清掃にはなるべく補助用具を併用するようにしましょう。

歯ブラシ以外にさまざまな補助用具がありますが、ここではよく用いられる3種類の補助用具についてお話しします。

デンタルフロスは、歯と歯の間の狭いところのお掃除に適しています。

歯並びが悪くガタガタと重なっているところなどにもおすすめです。

歯と歯が接しているところにデンタルフロスを通すことで、歯ブラシでは触れないような部分の汚れを取り除くことができます。

歯間ブラシは、歯と歯の間が広いところのお掃除に適しています。

繋がった被せ物(ブリッジ)の下や、奥歯のすき間などにおすすめです。

歯間ブラシもデンタルフロスも、ただ通すだけではなく、しっかりとこすりつけて汚れを落とすことで効果を発揮します。

歯に当たっている感覚を意識しましょう!

ワンタフトブラシは、歯ブラシでは届かないような奥の狭い部分のお掃除に適しています。

親知らずが生えている方や、おくちが小さい方の奥歯、生え変わりの時期などにおすすめです。

どの清掃補助用具も、自分に合ったサイズや形状のものを、適切に使うことで効果が発揮されます。

一人ひとりのおくちの状態にあったものを、歯科で確認してから使用するようにしましょう。

むし歯になりにくい歯磨き粉ってあるの?

歯磨き粉も種類が多くありますよね。

むし歯予防効果がある歯磨き粉として挙げられるのは、フッ素を配合しているものです。

磨きやすさの面から考えると、泡が少ない低発泡タイプが良いでしょう。

低発泡タイプは、すすぎも軽くで済むため、フッ素をおくちの中に留める、という意味でもむし歯予防に効果的といえます。

歯磨き粉の成分は、あくまでも補助的なもので、しっかりと汚れを落とすことが大切になります。

歯科医院では、セルフケアのポイントや気をつけてほしいところなど、詳しくお伝えしています。

正しいセルフケアを身につけ、むし歯をおうちでもしっかり予防しましょう!