
2025.10.19 ブログ
【歯ぐきから血が出る…】それ、歯周病のサインかもしれません
歯を磨いたときに、歯ブラシや洗面台に血がついていたことはありませんか?
「たまたま強く磨いたからかな?」とそのままにしている方も多いと思います。
しかし、その歯ぐきからの出血――実は、歯周病のサインかもしれません。
今回は、放っておくと危険な歯ぐきの出血について詳しくお話しします。
🦷歯ぐきから血が出る理由とは?
歯ぐきから出血する原因の多くは、歯周病による炎症です。
歯の表面には、食べかすや細菌が集まってできる**プラーク(歯垢)**が付着しています。
このプラークの中の細菌が毒素を出し、歯ぐきに炎症を起こすことで、
赤く腫れたり、歯みがきの刺激で出血するようになります。
歯周病の初期段階である「歯肉炎」の段階では、
痛みがないため気づかれにくいのが特徴です。
🌿歯周病の進行段階
歯周病は、進行のスピードが遅い反面、
知らないうちに深刻化してしまうことが多い病気です。
【ステージ①:歯肉炎】
・歯ぐきが赤く腫れている
・歯みがきやフロスで血が出る
・痛みはほとんどない
→この段階でのケアとクリーニングで完全に元に戻すことが可能です。
【ステージ②:軽度歯周炎】
・歯ぐきの腫れが強くなり、出血が増える
・歯と歯ぐきの間の“歯周ポケット”が深くなる
・口臭が出てくることも
→歯ぐきの中の歯石を取り除く治療(スケーリング)が必要になります。
【ステージ③:中等度〜重度歯周炎】
・歯を支える骨(歯槽骨)が溶けはじめる
・歯がぐらつく
・噛んだときに違和感を感じる
・口臭が強くなる
→放置すると、最終的に歯が抜けてしまうこともあります。
⚠️歯ぐきの出血を放置するとどうなる?
「血が出るけど痛くないから大丈夫」と放っておくと、
炎症が深部に進行し、歯を支える骨が溶けるほど悪化します。
また、歯周病菌は血管を通って全身に広がり、
糖尿病や心疾患、脳梗塞などにも関係すると言われています。
歯ぐきの出血は、「体が教えてくれる初期サイン」。
早めに気づいて対処することが、歯を守る最善の方法です。
💡歯ぐきから血が出たときの対処法
1️⃣ 歯みがきをやめない!
血が出ると「磨かない方がいい」と思いがちですが、逆効果です。
プラークをしっかり除去しないと炎症は治まりません。
柔らかめの歯ブラシを使い、力を入れすぎず、
小刻みに動かすようにして磨きましょう。
2️⃣ デンタルフロス・歯間ブラシの活用
歯と歯の間は歯ブラシだけでは落としきれません。
フロスや歯間ブラシを使うことで、プラーク除去率は約1.5倍にアップします。
3️⃣ 殺菌効果のあるうがい薬を併用
市販のマウスウォッシュでも構いませんが、
症状が強い場合は歯科医院で相談し、
お口の状態に合った薬剤を選ぶのがおすすめです。
4️⃣ 歯科医院でのクリーニング(PMTC)
自宅ケアでは取れない歯石やバイオフィルムは、
専門的な器具で除去する必要があります。
定期的にプロの手でリセットすることで、炎症を防ぐことができます。
🪥歯ぐきの健康を保つための生活習慣
歯周病の原因は細菌だけでなく、生活習慣にもあります。
🚭 禁煙
タバコに含まれるニコチンは血流を悪化させ、
歯ぐきの酸素や栄養供給を妨げます。
その結果、歯周病の進行が早まることがわかっています。
🍽️ 栄養バランスの良い食事
・ビタミンC:歯ぐきの血管を強く保つ
・カルシウム:歯を支える骨を強くする
・タンパク質:歯ぐきの修復を助ける
食生活を整えることも、立派な予防です。
😴 睡眠とストレス管理
睡眠不足やストレスは免疫力を下げ、細菌に抵抗しづらくなります。
しっかり休んで、体の防御力を高めましょう。
👩⚕️定期検診で早期発見を
歯ぐきからの出血は、放っておくと重症化しますが、
早期に発見すれば、治療で改善できる病気です。
歯科医院では、
・歯ぐきの出血の有無
・歯周ポケットの深さ
・歯石やプラークの付着状況
をチェックし、
必要に応じてスケーリングやSRP(歯周ポケット内の清掃)を行います。
特に当院では、拡大鏡を用いた丁寧な治療を行い、
細かい部分までしっかり確認しながら進めています。
🌸まとめ
歯ぐきからの出血は、身体が発している小さなSOS。
そのまま放っておくと、歯を失うだけでなく、
全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
しかし、早期に気づいてケアを始めれば、
歯ぐきは必ず回復します。
毎日のブラッシングと定期的なクリーニングで、
「健康な歯ぐき」と「気持ちのいいお口」を一緒に守りましょう。
さがなかの歯医者さん やまもと
京都府木津川市で、歯ぐきの健康を守る定期検診を実施中です。
「最近血が出る」「歯ぐきが腫れているかも」と感じたら、
どうぞお気軽にご相談ください。
歯を磨いたときに、歯ブラシや洗面台に血がついていたことはありませんか?
「たまたま強く磨いたからかな?」とそのままにしている方も多いと思います。
しかし、その歯ぐきからの出血――実は、歯周病のサインかもしれません。
今回は、放っておくと危険な歯ぐきの出血について詳しくお話しします。
🦷歯ぐきから血が出る理由とは?
歯ぐきから出血する原因の多くは、歯周病による炎症です。
歯の表面には、食べかすや細菌が集まってできる**プラーク(歯垢)**が付着しています。
このプラークの中の細菌が毒素を出し、歯ぐきに炎症を起こすことで、
赤く腫れたり、歯みがきの刺激で出血するようになります。
歯周病の初期段階である「歯肉炎」の段階では、
痛みがないため気づかれにくいのが特徴です。
🌿歯周病の進行段階
歯周病は、進行のスピードが遅い反面、
知らないうちに深刻化してしまうことが多い病気です。
【ステージ①:歯肉炎】
・歯ぐきが赤く腫れている
・歯みがきやフロスで血が出る
・痛みはほとんどない
→この段階でのケアとクリーニングで完全に元に戻すことが可能です。
【ステージ②:軽度歯周炎】
・歯ぐきの腫れが強くなり、出血が増える
・歯と歯ぐきの間の“歯周ポケット”が深くなる
・口臭が出てくることも
→歯ぐきの中の歯石を取り除く治療(スケーリング)が必要になります。
【ステージ③:中等度〜重度歯周炎】
・歯を支える骨(歯槽骨)が溶けはじめる
・歯がぐらつく
・噛んだときに違和感を感じる
・口臭が強くなる
→放置すると、最終的に歯が抜けてしまうこともあります。
⚠️歯ぐきの出血を放置するとどうなる?
「血が出るけど痛くないから大丈夫」と放っておくと、
炎症が深部に進行し、歯を支える骨が溶けるほど悪化します。
また、歯周病菌は血管を通って全身に広がり、
糖尿病や心疾患、脳梗塞などにも関係すると言われています。
歯ぐきの出血は、「体が教えてくれる初期サイン」。
早めに気づいて対処することが、歯を守る最善の方法です。
💡歯ぐきから血が出たときの対処法
1️⃣ 歯みがきをやめない!
血が出ると「磨かない方がいい」と思いがちですが、逆効果です。
プラークをしっかり除去しないと炎症は治まりません。
柔らかめの歯ブラシを使い、力を入れすぎず、
小刻みに動かすようにして磨きましょう。
2️⃣ デンタルフロス・歯間ブラシの活用
歯と歯の間は歯ブラシだけでは落としきれません。
フロスや歯間ブラシを使うことで、プラーク除去率は約1.5倍にアップします。
3️⃣ 殺菌効果のあるうがい薬を併用
市販のマウスウォッシュでも構いませんが、
症状が強い場合は歯科医院で相談し、
お口の状態に合った薬剤を選ぶのがおすすめです。
4️⃣ 歯科医院でのクリーニング(PMTC)
自宅ケアでは取れない歯石やバイオフィルムは、
専門的な器具で除去する必要があります。
定期的にプロの手でリセットすることで、炎症を防ぐことができます。
🪥歯ぐきの健康を保つための生活習慣
歯周病の原因は細菌だけでなく、生活習慣にもあります。
🚭 禁煙
タバコに含まれるニコチンは血流を悪化させ、
歯ぐきの酸素や栄養供給を妨げます。
その結果、歯周病の進行が早まることがわかっています。
🍽️ 栄養バランスの良い食事
・ビタミンC:歯ぐきの血管を強く保つ
・カルシウム:歯を支える骨を強くする
・タンパク質:歯ぐきの修復を助ける
食生活を整えることも、立派な予防です。
😴 睡眠とストレス管理
睡眠不足やストレスは免疫力を下げ、細菌に抵抗しづらくなります。
しっかり休んで、体の防御力を高めましょう。
👩⚕️定期検診で早期発見を
歯ぐきからの出血は、放っておくと重症化しますが、
早期に発見すれば、治療で改善できる病気です。
歯科医院では、
・歯ぐきの出血の有無
・歯周ポケットの深さ
・歯石やプラークの付着状況
をチェックし、
必要に応じてスケーリングやSRP(歯周ポケット内の清掃)を行います。
特に当院では、拡大鏡を用いた丁寧な治療を行い、
細かい部分までしっかり確認しながら進めています。
🌸まとめ
歯ぐきからの出血は、身体が発している小さなSOS。
そのまま放っておくと、歯を失うだけでなく、
全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
しかし、早期に気づいてケアを始めれば、
歯ぐきは必ず回復します。
毎日のブラッシングと定期的なクリーニングで、
「健康な歯ぐき」と「気持ちのいいお口」を一緒に守りましょう。
さがなかの歯医者さん やまもと
京都府木津川市で、歯ぐきの健康を守る定期検診を実施中です。
「最近血が出る」「歯ぐきが腫れているかも」と感じたら、
どうぞお気軽にご相談ください。