2023.11.17 ブログ
顎関節症について
「あごがカクカクする」「大きく口が開かない」など、お口の開け閉めで違和感を感じていませんか?
その症状、もしかしたら顎関節症かもしれません。
今回は、顎関節症について、お話しします。
顎関節症とは(症状)
顎関節症になると、あごを動かすときに使う関節や筋肉に炎症が起こり、あごの痛みや動かしにくさを感じます。顎関節症の影響で頭痛や肩こりを引き起こしたり、めまいや耳鳴りのような症状が起こることもあるので注意が必要です。
次の症状がある方は顎関節症かもしれません。
・あごが動かしにくい
・あごを動かすと痛みがある
・口を開けると「ガクッ」とする感覚がある
・口を開けると「ポキッ」と音が鳴る
・口が大きく開けない
顎関節症は安静にしておくことで自然に治ってくることも多いですが、酷くなると口が開かなくなったり食事をとる事も困難になることがありますので、気になる症状がある方は、早めに歯科医院で診てもらっておきましょう。
顎関節症の原因
顎関節症の原因には、さまざまな要因が組み合わさっています。ひとつの原因で引き起こされることもあれば、いくつかの原因で引き起こされることもあります。一人ひとりのあごの関節の耐久力は違うため、その人のあごの限界を超えてしまったとき顎関節症になってしまう、というイメージです。
原因1.噛み合わせの悪さ
噛み合わせの悪さが原因で、顎の関節に負担をかけてしまうことがあります。歯並びと噛み合わせとは別の問題ですので、一見良さそうに見えていても意外とうまく噛み合っていないこともあるので注意が必要です。
原因2.外傷(打撲・転倒などの事故)
スポーツや事故で外傷を受けた場合、あごになにか当たったわけではなくても顎関節を痛めてしまうことがあります。なにか外傷を受けた後にあごに痛みや違和感などあれば、歯科医院で相談しておくと安心です。
原因3.悪習癖(日常的に行う癖)
日常的に行う癖にも、顎関節症の原因になりかねないものがいくつもあります。頬杖や片方で噛む癖、うつ伏せで眠ったり、悪い姿勢(猫背など)で長時間作業をすることも原因になると考えられます。
原因4.精神的なストレス
精神的ストレスがあると、無意識に食いしばったり歯ぎしりをしたりと、あごに負担をかけていることも多いです。ストレスや緊張による食いしばりは、無意識にしていることも多いので気をつけましょう。
原因5.顎関節がもともと弱い
もともと顎関節症になりやすい人、というのも残念ながらいます。顎関節の構造上、顎関節そのものが弱い場合には、すこしの負担で顎関節症になってしまうこともあります。
顎関節症の対処法・治療法
顎関節症を改善するためには、さまざまな対策をとることができます。原因によって対処法は異なりますが、どのような方法があるか、みてきましょう。
マウスピース療法
歯ぎしりや食いしばりによる顎関節の負担を減らすため、マウスピースを作って装着していただくことがあります。寝ている間などに装着していただくことが多いです。
理学療法
顎関節に関わる筋肉をマッサージしたり、温めることで血行をよくしたりして顎関節周りの筋肉への負担を和らげる治療法もあります。顎関節の動きを少しずつ改善するよう、リハビリを行います。
セルフケア(生活指導)
顎関節症を引き起こすような悪い習慣をなくすように指導させていただきます。日々の食いしばりや頬杖、爪噛み、ガムの噛みすぎや硬いものを噛みすぎるのもよくありません。一緒に日常的な習慣を見直していきます。
最後に
顎関節症は自然治癒する場合も多いですが、原因の特定やマウスピースなどの対応で悪化を防ぐことも大切です。おくちの中はとても繊細で、ほんの少しの嚙み合わせの違いでも顎関節に影響を及ぼします。
なんだか顎の調子が悪いな、と思ったら、歯科医院で相談してみましょう。
「あごがカクカクする」「大きく口が開かない」など、お口の開け閉めで違和感を感じていませんか?
その症状、もしかしたら顎関節症かもしれません。
今回は、顎関節症について、お話しします。
顎関節症とは(症状)
顎関節症になると、あごを動かすときに使う関節や筋肉に炎症が起こり、あごの痛みや動かしにくさを感じます。顎関節症の影響で頭痛や肩こりを引き起こしたり、めまいや耳鳴りのような症状が起こることもあるので注意が必要です。
次の症状がある方は顎関節症かもしれません。
・あごが動かしにくい
・あごを動かすと痛みがある
・口を開けると「ガクッ」とする感覚がある
・口を開けると「ポキッ」と音が鳴る
・口が大きく開けない
顎関節症は安静にしておくことで自然に治ってくることも多いですが、酷くなると口が開かなくなったり食事をとる事も困難になることがありますので、気になる症状がある方は、早めに歯科医院で診てもらっておきましょう。
顎関節症の原因
顎関節症の原因には、さまざまな要因が組み合わさっています。ひとつの原因で引き起こされることもあれば、いくつかの原因で引き起こされることもあります。一人ひとりのあごの関節の耐久力は違うため、その人のあごの限界を超えてしまったとき顎関節症になってしまう、というイメージです。
原因1.噛み合わせの悪さ
噛み合わせの悪さが原因で、顎の関節に負担をかけてしまうことがあります。歯並びと噛み合わせとは別の問題ですので、一見良さそうに見えていても意外とうまく噛み合っていないこともあるので注意が必要です。
原因2.外傷(打撲・転倒などの事故)
スポーツや事故で外傷を受けた場合、あごになにか当たったわけではなくても顎関節を痛めてしまうことがあります。なにか外傷を受けた後にあごに痛みや違和感などあれば、歯科医院で相談しておくと安心です。
原因3.悪習癖(日常的に行う癖)
日常的に行う癖にも、顎関節症の原因になりかねないものがいくつもあります。頬杖や片方で噛む癖、うつ伏せで眠ったり、悪い姿勢(猫背など)で長時間作業をすることも原因になると考えられます。
原因4.精神的なストレス
精神的ストレスがあると、無意識に食いしばったり歯ぎしりをしたりと、あごに負担をかけていることも多いです。ストレスや緊張による食いしばりは、無意識にしていることも多いので気をつけましょう。
原因5.顎関節がもともと弱い
もともと顎関節症になりやすい人、というのも残念ながらいます。顎関節の構造上、顎関節そのものが弱い場合には、すこしの負担で顎関節症になってしまうこともあります。
顎関節症の対処法・治療法
顎関節症を改善するためには、さまざまな対策をとることができます。原因によって対処法は異なりますが、どのような方法があるか、みてきましょう。
マウスピース療法
歯ぎしりや食いしばりによる顎関節の負担を減らすため、マウスピースを作って装着していただくことがあります。寝ている間などに装着していただくことが多いです。
理学療法
顎関節に関わる筋肉をマッサージしたり、温めることで血行をよくしたりして顎関節周りの筋肉への負担を和らげる治療法もあります。顎関節の動きを少しずつ改善するよう、リハビリを行います。
セルフケア(生活指導)
顎関節症を引き起こすような悪い習慣をなくすように指導させていただきます。日々の食いしばりや頬杖、爪噛み、ガムの噛みすぎや硬いものを噛みすぎるのもよくありません。一緒に日常的な習慣を見直していきます。
最後に
顎関節症は自然治癒する場合も多いですが、原因の特定やマウスピースなどの対応で悪化を防ぐことも大切です。おくちの中はとても繊細で、ほんの少しの嚙み合わせの違いでも顎関節に影響を及ぼします。
なんだか顎の調子が悪いな、と思ったら、歯科医院で相談してみましょう。