2025.10.27 ブログ
【歯を失う原因の第1位】歯周病から歯を守る5つの習慣
こんにちは。京都府木津川市の「さがなかの歯医者さん やまもと」です。
「虫歯でもないのに歯が抜けるなんて…」
実は、歯を失う原因の第1位は歯周病です。
日本人が中高年以降で歯を失う最大の理由が歯周病であり、
“静かに進行する”ため、気づいたときには手遅れというケースも少なくありません。
けれども、歯周病は正しい習慣で防げる病気です。
今回は、歯を長く守るための「5つの生活習慣」をご紹介します。
🪥習慣①:正しい歯みがきの継続
歯周病予防の基本は、やはり毎日の歯みがきです。
ただし「毎日磨いている」=「しっかり汚れが取れている」とは限りません。
歯ブラシだけでは、歯と歯の間や歯ぐきの溝(歯周ポケット)にある**プラーク(歯垢)**は取りきれません。
そのため、次のようなポイントを意識しましょう。
- 歯ブラシは毛先がやや柔らかめのものを使用
- 歯ぐきに45度の角度であてて、小刻みにやさしく動かす
- 1日2回、1回あたり3分以上を目安に
- フロスや歯間ブラシを毎日1回併用する
プラークは24時間で成熟し、48時間ほどで歯石になります。
つまり、毎日きちんと落とすことが何より大切なのです。
🌿習慣②:定期的なプロフェッショナルケア
どんなに上手に歯みがきをしても、歯石やバイオフィルム(細菌の膜)は
家庭では完全に除去できません。
歯科医院では、
- スケーリング(歯石除去)
- PMTC(プロによるクリーニング)
- 歯ぐきの検査(歯周ポケット測定)
などを通じて、口の中を徹底的に清潔にします。
定期的なメンテナンスを受けている人は、
歯を失う確率が10分の1以下になるというデータもあります。
当院では、拡大鏡を使用しながら歯ぐきの状態を細かく確認し、
一人ひとりに合わせたケアプランをご提案しています。
「悪くなる前に守る」ことが、歯を長持ちさせる最も確実な方法です。
🚭習慣③:タバコを吸わない
タバコは、歯周病の最大の悪化要因の一つです。
ニコチンが血管を収縮させ、歯ぐきへの酸素や栄養の供給を妨げるため、
炎症が治りにくくなります。
また、喫煙者は出血しにくいため、症状が隠れて進行してしまうこともあります。
研究では、
「喫煙者は非喫煙者に比べて歯を失うリスクが2〜6倍」
と報告されています。
もし今喫煙している方は、歯ぐきの健康を守るためにも、
少しずつ本数を減らしていく努力を始めましょう。
🧘♀️習慣④:ストレスと睡眠を整える
意外かもしれませんが、ストレスや睡眠不足も歯周病の原因になります。
ストレスが続くと、体の免疫力が低下し、細菌に対する抵抗力が落ちます。
また、睡眠が不足するとホルモンバランスが崩れ、
炎症を抑える力が弱まってしまいます。
さらに、ストレスが強いと無意識に歯ぎしりや食いしばりをしてしまい、
歯ぐきや骨に過剰な負担を与えることも。
「なんだか疲れている」「最近噛みしめが多い」と感じたら、
一度リラックスできる時間をつくってみてください。
歯ぐきの健康も、心の健康からつながっています。
🍎習慣⑤:食生活を見直す
食事も、歯周病の進行に大きく関わります。
特に、砂糖や炭水化物の摂りすぎは、
プラーク(歯垢)の栄養源となり、細菌の繁殖を促します。
反対に、以下のような栄養素は歯ぐきを丈夫に保つ助けになります。
栄養素 働き 含まれる食品例 ビタミンC 歯ぐきのコラーゲンを強化 柑橘類、ブロッコリー、キウイ カルシウム 歯を支える骨を強化 牛乳、小魚、チーズ たんぱく質 歯ぐきの修復に必要 肉、魚、卵、大豆製品 ポリフェノール 抗酸化作用で炎症を抑える 緑茶、ブルーベリー、カカオ
また、よく噛むことで唾液が増え、
お口の中の自浄作用も高まります。
💬「予防」がいちばんの治療です
歯周病は、一度進行してしまうと完全には元の状態に戻りません。
しかし、早期発見・早期治療・継続的なケアによって、
進行を止め、再発を防ぐことはできます。
定期的な検診を受けることで、
自分では気づかない変化を早めに見つけられます。
当院では、歯周病の進行具合を丁寧に説明しながら、
患者さんと一緒に治療・予防の方針を立てていきます。
🌸まとめ
歯周病から歯を守るための5つの習慣をおさらいしましょう。
1️⃣ 正しい歯みがきでプラークを残さない
2️⃣ 定期的なクリーニングを受ける
3️⃣ タバコを控える
4️⃣ 睡眠とストレスを整える
5️⃣ バランスの良い食生活を心がける
これらを意識することで、歯だけでなく全身の健康を守ることにつながります。
歯を1本でも多く残すことは、
「おいしく食べる」「笑顔で話す」「健康で長生きする」ことにつながります。
さがなかの歯医者さん やまもとでは、
患者さん一人ひとりの生活に寄り添った歯周病予防を行っています。
「最近歯ぐきが気になる」「しっかり予防したい」方は、
どうぞお気軽にご相談ください。
こんにちは。京都府木津川市の「さがなかの歯医者さん やまもと」です。
「虫歯でもないのに歯が抜けるなんて…」
実は、歯を失う原因の第1位は歯周病です。
日本人が中高年以降で歯を失う最大の理由が歯周病であり、
“静かに進行する”ため、気づいたときには手遅れというケースも少なくありません。
けれども、歯周病は正しい習慣で防げる病気です。
今回は、歯を長く守るための「5つの生活習慣」をご紹介します。
🪥習慣①:正しい歯みがきの継続
歯周病予防の基本は、やはり毎日の歯みがきです。
ただし「毎日磨いている」=「しっかり汚れが取れている」とは限りません。
歯ブラシだけでは、歯と歯の間や歯ぐきの溝(歯周ポケット)にある**プラーク(歯垢)**は取りきれません。
そのため、次のようなポイントを意識しましょう。
- 歯ブラシは毛先がやや柔らかめのものを使用
- 歯ぐきに45度の角度であてて、小刻みにやさしく動かす
- 1日2回、1回あたり3分以上を目安に
- フロスや歯間ブラシを毎日1回併用する
プラークは24時間で成熟し、48時間ほどで歯石になります。
つまり、毎日きちんと落とすことが何より大切なのです。
🌿習慣②:定期的なプロフェッショナルケア
どんなに上手に歯みがきをしても、歯石やバイオフィルム(細菌の膜)は
家庭では完全に除去できません。
歯科医院では、
- スケーリング(歯石除去)
- PMTC(プロによるクリーニング)
- 歯ぐきの検査(歯周ポケット測定)
などを通じて、口の中を徹底的に清潔にします。
定期的なメンテナンスを受けている人は、
歯を失う確率が10分の1以下になるというデータもあります。
当院では、拡大鏡を使用しながら歯ぐきの状態を細かく確認し、
一人ひとりに合わせたケアプランをご提案しています。
「悪くなる前に守る」ことが、歯を長持ちさせる最も確実な方法です。
🚭習慣③:タバコを吸わない
タバコは、歯周病の最大の悪化要因の一つです。
ニコチンが血管を収縮させ、歯ぐきへの酸素や栄養の供給を妨げるため、
炎症が治りにくくなります。
また、喫煙者は出血しにくいため、症状が隠れて進行してしまうこともあります。
研究では、
「喫煙者は非喫煙者に比べて歯を失うリスクが2〜6倍」
と報告されています。
もし今喫煙している方は、歯ぐきの健康を守るためにも、
少しずつ本数を減らしていく努力を始めましょう。
🧘♀️習慣④:ストレスと睡眠を整える
意外かもしれませんが、ストレスや睡眠不足も歯周病の原因になります。
ストレスが続くと、体の免疫力が低下し、細菌に対する抵抗力が落ちます。
また、睡眠が不足するとホルモンバランスが崩れ、
炎症を抑える力が弱まってしまいます。
さらに、ストレスが強いと無意識に歯ぎしりや食いしばりをしてしまい、
歯ぐきや骨に過剰な負担を与えることも。
「なんだか疲れている」「最近噛みしめが多い」と感じたら、
一度リラックスできる時間をつくってみてください。
歯ぐきの健康も、心の健康からつながっています。
🍎習慣⑤:食生活を見直す
食事も、歯周病の進行に大きく関わります。
特に、砂糖や炭水化物の摂りすぎは、
プラーク(歯垢)の栄養源となり、細菌の繁殖を促します。
反対に、以下のような栄養素は歯ぐきを丈夫に保つ助けになります。
| 栄養素 | 働き | 含まれる食品例 |
|---|---|---|
| ビタミンC | 歯ぐきのコラーゲンを強化 | 柑橘類、ブロッコリー、キウイ |
| カルシウム | 歯を支える骨を強化 | 牛乳、小魚、チーズ |
| たんぱく質 | 歯ぐきの修復に必要 | 肉、魚、卵、大豆製品 |
| ポリフェノール | 抗酸化作用で炎症を抑える | 緑茶、ブルーベリー、カカオ |
また、よく噛むことで唾液が増え、
お口の中の自浄作用も高まります。
💬「予防」がいちばんの治療です
歯周病は、一度進行してしまうと完全には元の状態に戻りません。
しかし、早期発見・早期治療・継続的なケアによって、
進行を止め、再発を防ぐことはできます。
定期的な検診を受けることで、
自分では気づかない変化を早めに見つけられます。
当院では、歯周病の進行具合を丁寧に説明しながら、
患者さんと一緒に治療・予防の方針を立てていきます。
🌸まとめ
歯周病から歯を守るための5つの習慣をおさらいしましょう。
1️⃣ 正しい歯みがきでプラークを残さない
2️⃣ 定期的なクリーニングを受ける
3️⃣ タバコを控える
4️⃣ 睡眠とストレスを整える
5️⃣ バランスの良い食生活を心がける
これらを意識することで、歯だけでなく全身の健康を守ることにつながります。
歯を1本でも多く残すことは、
「おいしく食べる」「笑顔で話す」「健康で長生きする」ことにつながります。
さがなかの歯医者さん やまもとでは、
患者さん一人ひとりの生活に寄り添った歯周病予防を行っています。
「最近歯ぐきが気になる」「しっかり予防したい」方は、
どうぞお気軽にご相談ください。