
2025.07.13 ブログ
【口はあなたの“腸”よりも汚れている!?】歯医者が教える、口腔内細菌のリアルな世界
突然ですが、皆さんにクイズです。
「あなたの口の中」と「あなたの腸の中」、どちらに細菌が多くいると思いますか?
多くの人は「腸の方が多い」と答えるかもしれません。
確かに腸は“腸内フローラ”と呼ばれる細菌の宝庫ですが、実は――
「口の中は“便”よりも汚い」と言われるほど、多くの細菌が存在しています。
驚きですよね?
今回はそんなお口の細菌のリアルな実態について、歯医者の視点からわかりやすく解説していきます。
■ あなたの口の中には何億個の菌がいる?
私たちの口の中には、常時約500〜700種類・1兆個近い細菌が存在しているといわれています。
これらは「常在菌」と呼ばれ、普段は悪さをせず共生していますが、バランスが崩れると突然牙をむくことがあります。
たとえば…
- 虫歯菌(ミュータンス菌)
- 歯周病菌(ポルフィロモナス・ジンジバリスなど)
- 舌苔の原因菌(口臭の原因にも)
これらが増えると、口臭・虫歯・歯周病といったトラブルが次々に現れます。
■ 「便より汚い」は本当?
アメリカの研究では、口の中にはトイレの便器よりも多くの細菌が付着しているというデータもあります。
実際、以下のような実験結果も👇
部位 細菌の数(1cm²あたり) トイレの便座 約1,000個 スマートフォン画面 約10,000個 口の中(歯の表面) 約100万個以上
これを見ると、「お口=清潔」という感覚はちょっと見直す必要がありそうです。
■ なぜそんなに汚れるの?
原因はシンプルです。
私たちの口は、**食べ物・飲み物・空気など、すべてが出入りする“開放空間”**だからです。
さらに、こんな条件も揃っています:
- 常に湿っていて細菌が繁殖しやすい
- 栄養分(糖分・タンパク質など)が多い
- 唾液による“洗浄”が不十分な人も多い
まさに細菌にとっては**「天国のような環境」**なんですね。
■ そして最も怖いのが…「見えないこと」
口腔内の細菌は、目には見えません。
毎日歯磨きをしていても、歯と歯の間や歯周ポケットにひそむ菌は残ってしまうことが多いのです。
そして、それが積み重なると…
- 歯ぐきの腫れや出血
- 口臭の悪化
- 歯のグラグラや抜け落ち
- 全身疾患への影響(糖尿病、心臓病など)
といった、深刻な問題を引き起こすことになります。
■ 実は、全身の病気とも関係がある
最近の研究では、「口の中の細菌が全身に影響を与える」という事実が次々に明らかになっています。
具体的には👇
- 歯周病菌が血管内に入り、動脈硬化や心筋梗塞の原因になる
- 妊婦さんでは、早産や低体重児出産のリスクが上がる
- 認知症のリスクとも関連があるとする報告も
つまり、お口の中の環境が“全身の健康の鍵”を握っているというわけです。
■ 「自分の口の中って、今どうなってるの?」がわかる方法
ここまで読んで、
「なんか怖くなってきた…」
「でも、自分の口の中の菌がどれくらい悪さしてるのか分からない」
という方も多いのではないでしょうか?
そんな方におすすめなのが、**唾液・口腔内の「細菌検査」**です。
■ さがなかの歯医者さんで導入!「唾液・細菌検査」
当院「さがなかの歯医者さん やまもと」では、
**専用の機器を用いた唾液検査(ライオン社のSMT)**を導入しています。
この検査では、ほんの数分で以下のような情報がわかります👇
- 虫歯リスク(酸性度・緩衝能)
- 唾液の量(自浄作用の強さ)
- 歯周病菌の活動度
- 白血球・たんぱく質の量(炎症の兆候)
そして、結果はすぐその場でカラーシートでお渡しできます。
これにより、自分の口の状態を「見える化」することが可能に。
■ 自分を知ることで、最善のケアができる
どれだけ丁寧に歯磨きをしていても、
“自分に合った予防法”を知らなければ、正直なところ意味がありません。
たとえば…
- 虫歯菌が多い人は、フッ素入り歯磨きと間食コントロールを強化
- 歯周病リスクが高い人は、歯科衛生士による定期クリーニングをしっかり
- 唾液が少ない人は、保湿ジェルやこまめな水分補給の習慣を
こうした「自分専用の対策」が立てられるのが、細菌検査の大きなメリットです。
■ 最後に:口の中は“第二の内臓”
口は「しゃべる」「食べる」だけの器官ではありません。
私たちの命に直結する、**“第二の内臓”**と言っても過言ではないのです。
だからこそ、「見えない汚れ=菌」を放置せず、
まずは自分の状態を知ることから始めてみませんか?
✅ まとめ:こんな方におすすめの検査です!
- 「毎日歯磨きしてるのに虫歯ができやすい」
- 「口臭が気になる…」
- 「歯周病と言われたことがある」
- 「歯をずっと健康に保ちたい」
- 「子どもや家族の予防に力を入れたい」
当院では、唾液検査を3,300円(税込)で受けられます。
検査後は、結果をもとにあなたに合ったケア方法を一緒に考えていきます!
📍 ご予約・ご相談はお気軽に
当院では、
患者さんの「知らなかった」を「知ってよかった!」に変える取り組みをしています。
「ちょっとだけ気になる」そんな方も、
ぜひ気軽にお問い合わせくださいね◎
突然ですが、皆さんにクイズです。
「あなたの口の中」と「あなたの腸の中」、どちらに細菌が多くいると思いますか?
多くの人は「腸の方が多い」と答えるかもしれません。
確かに腸は“腸内フローラ”と呼ばれる細菌の宝庫ですが、実は――
「口の中は“便”よりも汚い」と言われるほど、多くの細菌が存在しています。
驚きですよね?
今回はそんなお口の細菌のリアルな実態について、歯医者の視点からわかりやすく解説していきます。
■ あなたの口の中には何億個の菌がいる?
私たちの口の中には、常時約500〜700種類・1兆個近い細菌が存在しているといわれています。
これらは「常在菌」と呼ばれ、普段は悪さをせず共生していますが、バランスが崩れると突然牙をむくことがあります。
たとえば…
- 虫歯菌(ミュータンス菌)
- 歯周病菌(ポルフィロモナス・ジンジバリスなど)
- 舌苔の原因菌(口臭の原因にも)
これらが増えると、口臭・虫歯・歯周病といったトラブルが次々に現れます。
■ 「便より汚い」は本当?
アメリカの研究では、口の中にはトイレの便器よりも多くの細菌が付着しているというデータもあります。
実際、以下のような実験結果も👇
部位 | 細菌の数(1cm²あたり) |
---|---|
トイレの便座 | 約1,000個 |
スマートフォン画面 | 約10,000個 |
口の中(歯の表面) | 約100万個以上 |
これを見ると、「お口=清潔」という感覚はちょっと見直す必要がありそうです。
■ なぜそんなに汚れるの?
原因はシンプルです。
私たちの口は、**食べ物・飲み物・空気など、すべてが出入りする“開放空間”**だからです。
さらに、こんな条件も揃っています:
- 常に湿っていて細菌が繁殖しやすい
- 栄養分(糖分・タンパク質など)が多い
- 唾液による“洗浄”が不十分な人も多い
まさに細菌にとっては**「天国のような環境」**なんですね。
■ そして最も怖いのが…「見えないこと」
口腔内の細菌は、目には見えません。
毎日歯磨きをしていても、歯と歯の間や歯周ポケットにひそむ菌は残ってしまうことが多いのです。
そして、それが積み重なると…
- 歯ぐきの腫れや出血
- 口臭の悪化
- 歯のグラグラや抜け落ち
- 全身疾患への影響(糖尿病、心臓病など)
といった、深刻な問題を引き起こすことになります。
■ 実は、全身の病気とも関係がある
最近の研究では、「口の中の細菌が全身に影響を与える」という事実が次々に明らかになっています。
具体的には👇
- 歯周病菌が血管内に入り、動脈硬化や心筋梗塞の原因になる
- 妊婦さんでは、早産や低体重児出産のリスクが上がる
- 認知症のリスクとも関連があるとする報告も
つまり、お口の中の環境が“全身の健康の鍵”を握っているというわけです。
■ 「自分の口の中って、今どうなってるの?」がわかる方法
ここまで読んで、
「なんか怖くなってきた…」
「でも、自分の口の中の菌がどれくらい悪さしてるのか分からない」
という方も多いのではないでしょうか?
そんな方におすすめなのが、**唾液・口腔内の「細菌検査」**です。
■ さがなかの歯医者さんで導入!「唾液・細菌検査」
当院「さがなかの歯医者さん やまもと」では、
**専用の機器を用いた唾液検査(ライオン社のSMT)**を導入しています。
この検査では、ほんの数分で以下のような情報がわかります👇
- 虫歯リスク(酸性度・緩衝能)
- 唾液の量(自浄作用の強さ)
- 歯周病菌の活動度
- 白血球・たんぱく質の量(炎症の兆候)
そして、結果はすぐその場でカラーシートでお渡しできます。
これにより、自分の口の状態を「見える化」することが可能に。
■ 自分を知ることで、最善のケアができる
どれだけ丁寧に歯磨きをしていても、
“自分に合った予防法”を知らなければ、正直なところ意味がありません。
たとえば…
- 虫歯菌が多い人は、フッ素入り歯磨きと間食コントロールを強化
- 歯周病リスクが高い人は、歯科衛生士による定期クリーニングをしっかり
- 唾液が少ない人は、保湿ジェルやこまめな水分補給の習慣を
こうした「自分専用の対策」が立てられるのが、細菌検査の大きなメリットです。
■ 最後に:口の中は“第二の内臓”
口は「しゃべる」「食べる」だけの器官ではありません。
私たちの命に直結する、**“第二の内臓”**と言っても過言ではないのです。
だからこそ、「見えない汚れ=菌」を放置せず、
まずは自分の状態を知ることから始めてみませんか?
✅ まとめ:こんな方におすすめの検査です!
- 「毎日歯磨きしてるのに虫歯ができやすい」
- 「口臭が気になる…」
- 「歯周病と言われたことがある」
- 「歯をずっと健康に保ちたい」
- 「子どもや家族の予防に力を入れたい」
当院では、唾液検査を3,300円(税込)で受けられます。
検査後は、結果をもとにあなたに合ったケア方法を一緒に考えていきます!
📍 ご予約・ご相談はお気軽に
当院では、
患者さんの「知らなかった」を「知ってよかった!」に変える取り組みをしています。
「ちょっとだけ気になる」そんな方も、
ぜひ気軽にお問い合わせくださいね◎