「歯医者専門医」とは、一般的な歯科医師よりも高度な専門知識と技術を持つ歯科医師を指します。専門医は、特定の分野での追加の訓練と資格を持っており、特定の治療や診断に特化しています。日本では、以下のような専門分野があります：

矯正歯科：歯並びや噛み合わせの矯正を専門とする。

歯周病学：歯茎や歯周組織の病気の予防と治療を専門とする。

小児歯科：子どもの歯の治療とケアを専門とする。

口腔外科：歯の抜歯や口腔内の手術を専門とする。

補綴歯科：歯の欠損を補うための義歯やクラウン、ブリッジなどの補綴物の作製と装着を専門とする。

専門医を選ぶ際には、治療内容や自身の症状に合わせて適切な専門分野を持つ医師を選ぶことが重要です。また、各専門医は日本歯科医師会や各専門分野の学会から認定を受けていますので、その認定資格を確認することも推奨されます。

〇当院では小児歯科専門医が在籍しています。

小児歯科専門医は、子どもの歯と口腔の健康を専門に扱う歯科医師です。小児歯科は、生後間もない乳児から思春期の子どもたちまでの幅広い年齢層を対象に、予防歯科、診断、治療、教育などを行います。

★特徴と役割

①予防歯科

フッ素塗布やシーラント（歯の溝を埋める素材）などを使用して虫歯の予防を行います。
定期検診を通じて早期発見・早期治療を推進します。

②教育と指導

子どもたちやその保護者に対して、正しい歯磨き方法や食事の指導を行います。
口腔衛生の重要性について教育し、生活習慣の改善を促します。

③治療

虫歯の治療、歯の外傷の処置、歯の矯正などを行います。
成長期の子どもに特有の問題に対して、適切な治療を提供します。

④行動管理
子どもたちが歯科治療を怖がらないように、安心して治療を受けられる環境を整えます。
子ども特有の行動や心理に配慮した対応を行います。

⑤資格と経験
日本小児歯科学会などの認定を受けた専門医であることを確認します。
小児歯科の実務経験が豊富な医師を選ぶことが望ましいです。

⑥診療環境
子どもがリラックスできる環境が整っているかどうかを確認します。
プレイエリアや子ども向けの設備があることは、子どもにとって安心感を与えます。

⑦コミュニケーション
子どもや保護者とのコミュニケーションが良好で、信頼関係を築ける医師を選びましょう。
治療方針や説明が丁寧で分かりやすいことも重要です。

小児歯科専門医は、子どもの健全な成長と発達をサポートする重要な役割を担っています。定期的な受診と適切なケアを通じて、子どもたちの健康な歯と口腔を守りましょう。