
2025.03.23 ブログ
定期健診の本当の意味
〜なぜ“3ヶ月に1回”が勧められるのか〜
「歯医者って痛くなったら行くところでしょ?」
そんなふうに思っていませんか?
確かに、昔は“痛みが出たら治療をする”というのが当たり前の時代もありました。でも、今では「予防」が中心になり、痛くなる前に歯医者へ行くことが推奨されています。
そして、その鍵となるのが**“定期健診”**です。
では、なぜ定期健診がそれほど大切なのか。
なぜ「3ヶ月に1回」と言われるのか。
今日はその「本当の意味」をお伝えします。
1. 定期健診ってどんなことをするの?
まず、定期健診と聞いても「結局なにをするの?」という方も多いのではないでしょうか。
歯科医院によって多少の違いはありますが、一般的には以下のような内容が含まれます:
- 虫歯や歯周病のチェック
- 歯ぐきの状態(出血や腫れ)の確認
- 歯のクリーニング(PMTC)
- 歯石の除去(スケーリング)
- ブラッシング指導
- 詰め物・被せ物・入れ歯などの確認
- 口腔内写真の記録や変化の把握
つまり、治療が必要な問題があるかどうかをチェックし、トラブルの芽を早期に発見&ケアすることが目的なんです。
2. 「3ヶ月に1回」の根拠は?
なぜ「3ヶ月に1回」が推奨されているのでしょうか?
それには科学的な理由があります。
歯周病の原因となるプラーク(歯垢)中の細菌は、歯科医院でしっかり除去しても、約3ヶ月ほどで再び悪玉菌が増殖してしまうことがわかっています。
また、歯ぐきの炎症も、一度落ち着いても3ヶ月を超えると悪化のリスクが高まるという研究データがあります。
つまり、「3ヶ月に1回」の定期健診は、
再発を予防する“タイミング”として最適な周期なのです。
3. 自分では気づきにくい“静かなるトラブル”
虫歯や歯周病は、初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。
痛みや腫れを感じたときには、すでに病状が進行していて、治療が大掛かりになるケースも少なくありません。
特に歯周病は「サイレント・ディジーズ(静かなる病気)」とも呼ばれ、
知らないうちに骨が溶けてしまうこともあります。
定期的にチェックをすることで、こうした見えないトラブルを未然に防ぐことができるのです。
4. 定期健診のもうひとつの役割「モチベーション維持」
実は定期健診の役割は“チェック”だけではありません。
歯科衛生士さんと話をしたり、自分の口の中の状態を知ることで、日々のセルフケアへの意識も高まります。
- 「ちょっと最近、磨きが甘いかも」
- 「歯間ブラシ、さぼってたな」
- 「頑張ってるね、と褒められて嬉しかった!」
こうした“フィードバック”が、モチベーション維持につながるのです。
歯の健康を保ち続けるには、プロのサポートと自分自身の意識の両輪が必要です。
5. 定期健診で防げる医療費の増加
歯科治療は、早期発見・早期治療ができれば、費用も時間も最小限で済みます。
でも放っておいて悪化してしまえば、
- 神経を取る
- 歯を抜く
- インプラントやブリッジが必要になる
…と、負担がどんどん大きくなっていきます。
実際、定期健診を受けている人は、そうでない人と比べて生涯医療費が大幅に少ないという報告もあるんですよ。
6. 定期健診は、歯の“寿命”を延ばすためのカギ
日本人の平均寿命は約84歳。
でも、「自分の歯」で噛める平均年齢(健康寿命)は70歳前後。
この“差”を縮めるためには、予防と早期対応が何より大切です。
私たち歯科医院では、ただ治すだけでなく、
できるだけ長く自分の歯で健康に過ごしてもらうためのパートナーでありたいと考えています。
まとめ
「定期健診は本当に必要なの?」
→ はい、必要です。むしろ、一番重要なステップです。
- 虫歯や歯周病の早期発見
- 再発の予防
- 自覚のない問題への対応
- セルフケアのモチベーション維持
- 医療費や通院時間の節約
そしてなにより、「ずっと自分の歯で、笑って、食べて、話せる未来」のために。
ぜひ、3ヶ月に1度の“歯のメンテナンス”を習慣にしてみてくださいね!
お口の健康は、全身の健康につながっています。
〜なぜ“3ヶ月に1回”が勧められるのか〜
「歯医者って痛くなったら行くところでしょ?」
そんなふうに思っていませんか?
確かに、昔は“痛みが出たら治療をする”というのが当たり前の時代もありました。でも、今では「予防」が中心になり、痛くなる前に歯医者へ行くことが推奨されています。
そして、その鍵となるのが**“定期健診”**です。
では、なぜ定期健診がそれほど大切なのか。
なぜ「3ヶ月に1回」と言われるのか。
今日はその「本当の意味」をお伝えします。
1. 定期健診ってどんなことをするの?
まず、定期健診と聞いても「結局なにをするの?」という方も多いのではないでしょうか。
歯科医院によって多少の違いはありますが、一般的には以下のような内容が含まれます:
- 虫歯や歯周病のチェック
- 歯ぐきの状態(出血や腫れ)の確認
- 歯のクリーニング(PMTC)
- 歯石の除去(スケーリング)
- ブラッシング指導
- 詰め物・被せ物・入れ歯などの確認
- 口腔内写真の記録や変化の把握
つまり、治療が必要な問題があるかどうかをチェックし、トラブルの芽を早期に発見&ケアすることが目的なんです。
2. 「3ヶ月に1回」の根拠は?
なぜ「3ヶ月に1回」が推奨されているのでしょうか?
それには科学的な理由があります。
歯周病の原因となるプラーク(歯垢)中の細菌は、歯科医院でしっかり除去しても、約3ヶ月ほどで再び悪玉菌が増殖してしまうことがわかっています。
また、歯ぐきの炎症も、一度落ち着いても3ヶ月を超えると悪化のリスクが高まるという研究データがあります。
つまり、「3ヶ月に1回」の定期健診は、
再発を予防する“タイミング”として最適な周期なのです。
3. 自分では気づきにくい“静かなるトラブル”
虫歯や歯周病は、初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。
痛みや腫れを感じたときには、すでに病状が進行していて、治療が大掛かりになるケースも少なくありません。
特に歯周病は「サイレント・ディジーズ(静かなる病気)」とも呼ばれ、
知らないうちに骨が溶けてしまうこともあります。
定期的にチェックをすることで、こうした見えないトラブルを未然に防ぐことができるのです。
4. 定期健診のもうひとつの役割「モチベーション維持」
実は定期健診の役割は“チェック”だけではありません。
歯科衛生士さんと話をしたり、自分の口の中の状態を知ることで、日々のセルフケアへの意識も高まります。
- 「ちょっと最近、磨きが甘いかも」
- 「歯間ブラシ、さぼってたな」
- 「頑張ってるね、と褒められて嬉しかった!」
こうした“フィードバック”が、モチベーション維持につながるのです。
歯の健康を保ち続けるには、プロのサポートと自分自身の意識の両輪が必要です。
5. 定期健診で防げる医療費の増加
歯科治療は、早期発見・早期治療ができれば、費用も時間も最小限で済みます。
でも放っておいて悪化してしまえば、
- 神経を取る
- 歯を抜く
- インプラントやブリッジが必要になる
…と、負担がどんどん大きくなっていきます。
実際、定期健診を受けている人は、そうでない人と比べて生涯医療費が大幅に少ないという報告もあるんですよ。
6. 定期健診は、歯の“寿命”を延ばすためのカギ
日本人の平均寿命は約84歳。
でも、「自分の歯」で噛める平均年齢(健康寿命)は70歳前後。
この“差”を縮めるためには、予防と早期対応が何より大切です。
私たち歯科医院では、ただ治すだけでなく、
できるだけ長く自分の歯で健康に過ごしてもらうためのパートナーでありたいと考えています。
まとめ
「定期健診は本当に必要なの?」
→ はい、必要です。むしろ、一番重要なステップです。
- 虫歯や歯周病の早期発見
- 再発の予防
- 自覚のない問題への対応
- セルフケアのモチベーション維持
- 医療費や通院時間の節約
そしてなにより、「ずっと自分の歯で、笑って、食べて、話せる未来」のために。
ぜひ、3ヶ月に1度の“歯のメンテナンス”を習慣にしてみてくださいね!
お口の健康は、全身の健康につながっています。