2023.07.20 ブログ
知覚過敏について
冷たい飲み物を飲んだりすると、歯がしみることはありませんか?
今回は知覚過敏について、原因と対処法をお話しします。
知覚過敏とは
歯の神経が過敏になっていると、普段はなんともない刺激でも痛みを感じてしまうことがあります。
知覚過敏は冷たいものによる刺激で起こるものだと思っている方も多いですが、実際には甘いものや酸っぱいもの、歯ブラシで擦った刺激などでも起こります。
一過性のものではありますが、キーンとした痛みはなんとも耐え難い痛みです。
知覚過敏の原因は何?
では、どうして知覚過敏が起こってしまうのでしょうか?
大きく分けると3通りの原因が考えられます。
1.ブラッシング圧が強い
まず、ブラッシング圧が強すぎる場合に知覚過敏が発生しやすいです。
歯ブラシをするときに適切なブラッシング圧は100〜200gといわれており、歯ブラシの毛先が拡がらない程度の軽い力で磨くのが理想とされています。
ゴシゴシ強い力で磨いてしまうと、歯や歯ぐきといった組織を傷つけてしまうこともあるので注意が必要です。
歯ぐきが下がったり、歯そのものがすり減ってしまうことで知覚過敏の原因になります。
2.ブラキシズムがある
ブラキシズムがある人も、知覚過敏が出やすい傾向があります。
ブラキシズムとは歯ぎしりのことです。
歯がブラキシズムにより長い期間擦れ続けるとだんだんとすり減ってしまいます。
歯がすり減ると、そこから神経への刺激が届きやすくなるので、結果的にしみやすくなってしまうのです。
また、ブラキシズムによって歯に強い力がかかることで、歯のつけ根がえぐれたようになることもあります。
これもまた、知覚過敏を引き起こす原因のひとつです。
3.歯周病や加齢によるもの
歯周病や加齢によって歯ぐきが下がると、そこから知覚過敏が起こることもあります。
歯ぐきが下がるのは歯周病の人だけだと思われがちですが、加齢によって起こることも少なくありません。
歯周病による知覚過敏の場合には、歯周病を治療することで落ち着くこともあります。
知覚過敏の対処法
知覚過敏になった場合の対処法はいくつかあります。
1.マウスピースを使用する
歯ぎしりやくいしばりによる知覚過敏には、マウスピースをつけて対策をしましょう。
日常的な歯ぎしりやくいしばりは『気付いたときにやめる』という方法もありますが、寝ている間は無意識なので止めることができません。
マウスピースを使って歯や歯を支える組織を守ることで、知覚過敏症状を緩和する効果が期待できます。
2.知覚過敏を抑える薬剤を塗る
知覚過敏を緩和するための薬剤を塗ることで、しみるのを緩和することができます。
薬剤による処置は、直接原因を取り除く治療ではないので、根本的な解決にはなりません。
しかし、症状が緩和している間にブラッシング圧の改善や歯周病の改善を行うことで、結果的にしみる症状がなくなることもあります。
3.プラスチックでコーティング
目視で確認できるくらい歯がえぐれていたりする場合は、そこにプラスチックの材料を流し込むことで、しみる症状を緩和することができます。
刺激が直接届きにくくなるので効果がでやすいですが、これも原因の除去にはならないため注意が必要です。
きちんと原因を取り除けないと、流し込んだプラスチックが剝がれたり削れたりして、また症状がでてしまいます。
その他にも、知覚過敏用の歯磨き粉を使用したり、噛み合わせを調整したりとさまざまな方法で知覚過敏症状を抑えることがあります。
知覚過敏はその原因や状態によって、適切な対処法が変わってきます。
自己判断せず、まずは歯科医院で相談をするようにしましょう!
冷たい飲み物を飲んだりすると、歯がしみることはありませんか?
今回は知覚過敏について、原因と対処法をお話しします。
知覚過敏とは
歯の神経が過敏になっていると、普段はなんともない刺激でも痛みを感じてしまうことがあります。
知覚過敏は冷たいものによる刺激で起こるものだと思っている方も多いですが、実際には甘いものや酸っぱいもの、歯ブラシで擦った刺激などでも起こります。
一過性のものではありますが、キーンとした痛みはなんとも耐え難い痛みです。
知覚過敏の原因は何?
では、どうして知覚過敏が起こってしまうのでしょうか?
大きく分けると3通りの原因が考えられます。
1.ブラッシング圧が強い
まず、ブラッシング圧が強すぎる場合に知覚過敏が発生しやすいです。
歯ブラシをするときに適切なブラッシング圧は100〜200gといわれており、歯ブラシの毛先が拡がらない程度の軽い力で磨くのが理想とされています。
ゴシゴシ強い力で磨いてしまうと、歯や歯ぐきといった組織を傷つけてしまうこともあるので注意が必要です。
歯ぐきが下がったり、歯そのものがすり減ってしまうことで知覚過敏の原因になります。
2.ブラキシズムがある
ブラキシズムがある人も、知覚過敏が出やすい傾向があります。
ブラキシズムとは歯ぎしりのことです。
歯がブラキシズムにより長い期間擦れ続けるとだんだんとすり減ってしまいます。
歯がすり減ると、そこから神経への刺激が届きやすくなるので、結果的にしみやすくなってしまうのです。
また、ブラキシズムによって歯に強い力がかかることで、歯のつけ根がえぐれたようになることもあります。
これもまた、知覚過敏を引き起こす原因のひとつです。
3.歯周病や加齢によるもの
歯周病や加齢によって歯ぐきが下がると、そこから知覚過敏が起こることもあります。
歯ぐきが下がるのは歯周病の人だけだと思われがちですが、加齢によって起こることも少なくありません。
歯周病による知覚過敏の場合には、歯周病を治療することで落ち着くこともあります。
知覚過敏の対処法
知覚過敏になった場合の対処法はいくつかあります。
1.マウスピースを使用する
歯ぎしりやくいしばりによる知覚過敏には、マウスピースをつけて対策をしましょう。
日常的な歯ぎしりやくいしばりは『気付いたときにやめる』という方法もありますが、寝ている間は無意識なので止めることができません。
マウスピースを使って歯や歯を支える組織を守ることで、知覚過敏症状を緩和する効果が期待できます。
2.知覚過敏を抑える薬剤を塗る
知覚過敏を緩和するための薬剤を塗ることで、しみるのを緩和することができます。
薬剤による処置は、直接原因を取り除く治療ではないので、根本的な解決にはなりません。
しかし、症状が緩和している間にブラッシング圧の改善や歯周病の改善を行うことで、結果的にしみる症状がなくなることもあります。
3.プラスチックでコーティング
目視で確認できるくらい歯がえぐれていたりする場合は、そこにプラスチックの材料を流し込むことで、しみる症状を緩和することができます。
刺激が直接届きにくくなるので効果がでやすいですが、これも原因の除去にはならないため注意が必要です。
きちんと原因を取り除けないと、流し込んだプラスチックが剝がれたり削れたりして、また症状がでてしまいます。
その他にも、知覚過敏用の歯磨き粉を使用したり、噛み合わせを調整したりとさまざまな方法で知覚過敏症状を抑えることがあります。
知覚過敏はその原因や状態によって、適切な対処法が変わってきます。
自己判断せず、まずは歯科医院で相談をするようにしましょう!