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2026.02.23 ブログ

歯を守れる人は「一生単位」で考えている

【院長メッセージ】

その治療、5年後も納得できますか?

診療の中で、私はよく自分に問いかけています。

「この治療は、5年後も誇れるか?」
「10年後も、この選択で良かったと言えるか?」

目の前の痛みを取ることは大切です。
でも、それだけでは足りない。

歯科医療の本質は、
“今日を良くすること”ではなく、“未来を守ること” だと思っています。

今日は、歯を守れる人が持っている
ある“時間の感覚”についてお話します。


歯を守れる人は「一生単位」で考えている

――今の選択が、未来の自分をつくる

歯を失いやすい人は、
こう考えます。

  • とりあえず今回だけ乗り切れればいい
  • 今痛みが取れればOK
  • できるだけ早く終わらせたい

すべて「今」が基準です。

一方、歯を守れる人は違います。

  • この歯を何歳まで使いたいか
  • 10年後どうなっていたいか
  • 再治療の可能性はどれくらいか

時間の単位が、圧倒的に長い。


歯は“何度もやり直せるもの”ではない

歯科治療の現実を、正直に言います。

歯は、
削るたびに確実に弱くなります。

被せ物も、
一生ものではありません。

再治療のたびに、
歯は少しずつ削られ、
やがて限界を迎えます。

つまり――

治療の回数には「限り」がある。

だからこそ、
一回一回の選択が重要なのです。


「今安い」「今楽」は未来の負債になることがある

目先のメリットは魅力的です。

  • 今は安く済む
  • 今は通院回数が少ない
  • 今は痛みが早く取れる

でも、その選択が
5年後に再治療となり、
10年後に抜歯につながることもあります。

歯を守れる人は、
こう考えています。

「未来の自分に、借金を残さないか?」

この視点があるかどうかで、
選択は変わります。


一生単位で考える人は、治療より「設計」を重視する

歯を守れる人は、
その場の処置だけでなく、

  • 全体の噛み合わせ
  • 将来的なリスク
  • 他の歯への影響

まで考えます。

治療を“点”で見るのではなく、
“線”で見ている。

だから、
大きなトラブルを防げる。


歯の寿命は、人生の質に直結する

考えてみてください。

70歳、80歳になったとき、
自分の歯で食事ができるかどうか。

  • 好きなものを食べられるか
  • 会話を楽しめるか
  • 健康を維持できるか

歯は、単なるパーツではありません。

人生の質を支える土台です。

その土台を守るかどうかは、
今の考え方で決まります。


「まだ若いから大丈夫」は幻想

若い人ほど言います。

「まだ大丈夫です」

でも実際には、
若い時の選択が
将来を決めます。

  • 神経を取った歯
  • 繰り返し治療した歯
  • 放置された歯周病

これらは、
時間とともに確実に影響を出します。

若い今こそ、一生単位で考えるべきタイミング。


まとめ:今日の選択は、未来への投票

歯を守れる人は、
毎回の治療をこう考えています。

「これは未来の自分への投票だ」

  • 長く使える選択をする
  • 再治療を減らす選択をする
  • 原因を改善する選択をする

その積み重ねが、
20年後の笑顔をつくります。