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2026.03.22 ブログ

第1回「歯を失う原因のほとんどは、実は虫歯ではありません」

こんにちは。
さがなかの歯医者さんやまもと 院長の山本真志です。

このブログでは、歯医者として日々診療をしている中で感じる「本当に伝えたいこと」を、少し本音も交えながらお話していきたいと思います。

歯医者という仕事をしていると、
本当にたくさんの患者さんの歯と向き合います。

そして長く診療していると、どうしても思ってしまうことがあります。

「この歯は、もっと守れたはずなのに」

歯を失ってしまった患者さんを見ていると、そう感じることが少なくありません。

実は多くの方が誤解しているのですが、
歯を失う原因の1位は虫歯ではありません。

今日はそのお話をしたいと思います。


歯を失う原因1位は「歯周病」

日本で歯を失う原因の第1位は、
歯周病です。

多くの人は、

「虫歯になって歯がダメになる」

と思っています。

確かに虫歯も歯を失う原因になりますが、
実際にはそれ以上に多いのが歯周病です。

歯周病とは簡単に言うと、

歯を支えている骨が溶けてしまう病気

です。

怖いのは、歯周病にはほとんど自覚症状がないということです。

痛みがないまま進行し、気づいたときには

・歯がグラグラする
・噛めない
・抜歯しかない

という状態になっていることも珍しくありません。


歯周病は「沈黙の病気」

歯周病はよく

サイレントディジーズ(沈黙の病気)

と言われます。

なぜなら

・痛くない
・気づかない
・ゆっくり進む

からです。

患者さんからもよく言われます。

「痛くなかったのに、なんでこんなことに…」

ですが実際には、歯周病は何年もかけて進行しています。

そして多くの場合、

・歯ぐきから血が出る
・口臭が気になる
・歯ぐきが下がる

といったサインは出ています。

ただ、それを

「まあ大丈夫かな」

と見過ごしてしまうことが多いのです。


歯周病は生活習慣の病気

歯周病は、単なる口の病気ではありません。

実は

生活習慣の病気

でもあります。

歯周病になりやすい人には共通点があります。

例えば

・歯磨きが不十分
・タバコを吸う
・ストレスが多い
・糖尿病がある
・歯医者に長く行っていない

こういった要素が重なると、歯周病は進みやすくなります。

つまり歯周病は、

日々の習慣の積み重ねで進んでいく病気

なのです。


歯は一度失うと戻りません

歯医者として一番伝えたいことがあります。

それは

歯は一度失うと、元には戻らない

ということです。

今の歯科医療はとても進歩しています。

・インプラント
・ブリッジ
・入れ歯

など、歯を失った後の治療もあります。

ですが、正直に言います。

天然の歯に勝るものはありません。

自分の歯は

・よく噛める
・長持ちする
・違和感がない

という大きなメリットがあります。

だからこそ、私たち歯医者は

「歯を失ってからの治療」より

歯を守ること

を大切にしています。


歯医者の本当の仕事

多くの人は、

「歯医者=虫歯を治す場所」

と思っています。

ですが、実はそれだけではありません。

本当の意味での歯医者の仕事は

歯を守ること

です。

・歯周病を予防する
・虫歯を防ぐ
・噛める状態を長く保つ

つまり、

歯を失わないようにすること

なのです。


歯を守るために一番大切なこと

歯を守るために大切なことは、
とてもシンプルです。

それは

定期的に歯医者に通うこと

です。

歯医者は

「痛くなったら行く場所」

と思われがちですが、本当は

痛くなる前に行く場所

です。

定期検診を受けている人と、
そうでない人では、

将来残る歯の本数が大きく変わる

ことが分かっています。


歯は人生を変える

歯はただの「食べる道具」ではありません。

歯が健康だと

・よく噛める
・食事が楽しい
・笑顔に自信が持てる
・健康寿命が延びる

など、人生の質に大きく関わってきます。

逆に歯を失うと

・食事の楽しみが減る
・見た目が変わる
・健康にも影響する

と言われています。

だからこそ私たちは、

歯を守ることは人生を守ること

だと考えています。


最後に

歯医者として診療をしていると、
もっと早く出会えていれば守れた歯もたくさんあります。

だからこそ、このブログを通して

歯の大切さ

を少しでも伝えたいと思っています。

これからこのシリーズでは、

「歯医者が本気で伝えたいこと」

をテーマに、普段なかなか伝えきれない話を書いていきます。

もしこの記事を読んで

「歯を大事にしようかな」

と思っていただけたら、歯医者として本当に嬉しいです。